そもそも安全マークとは何か? 「義務」と「任意」の決定的な違い

製品安全マークは、大きく「国が法律で義務付けているもの」と「業界団体が任意で定めているもの」の2種類に分けられます。
前者はクリアしなければ販売そのものが違法となります。
後者は法的な義務はありませんが、安全性の高さを消費者にアピールしたり、事故時の賠償制度を備えているなど、非常に重要な意味を持ちます。

flowchart TD Start(["製品の分類"]):::fcStart --> Q1{"国が指定した
特定製品か?
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【義務】マーク
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(生活用品)
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(電気製品)
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【任意】マーク
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(生活用品)
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(おもちゃ)
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(遊具)
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法律で義務付けられている2大マーク(PSC / PSE)

PSCマーク(消費生活用製品安全法)

PSC(Product Safety Consumer)は、消費生活用製品安全法に基づき、国が定めた安全基準を満たしていることを示します。
圧力鍋、ヘルメット、レーザーポインターなど、生命や身体に危害を及ぼすおそれがある製品が対象です。
製品の危険度に応じて、メーカー自身が検査する「丸形」と、第三者機関の検査が必要な「ひし形」の2種類が存在します。

PSEマーク(電気用品安全法)

PSE(Product Safety Electrical Appliance & Material)は、電気用品安全法に基づき、電気製品が安全基準を満たしていることを示します。
モバイルバッテリーやACアダプター、ドライヤーなどが対象です。
こちらもPSCと同様、危険度に応じて「丸形」と「ひし形」に分かれています。

賠償制度付きで安心感を高める任意の3大マーク(SG / ST / SP)

SGマーク(Safe Goods)

製品安全協会が定めた基準を満たした製品に付けられます。
最大のメリットは、製品の欠陥によって事故が起きた場合、対人賠償制度が適用されることです。
ベビーカーや抱っこひもなど、特に安全性が求められる製品で重視されます。

STマーク(Safety Toy)

日本玩具協会が定めた安全基準に適合した、14歳以下の子ども向けおもちゃに付けられます。
誤飲防止や、尖った部品がないかなど、子どもの遊びに適した設計かを厳しくチェックします。

SPマーク(Safety Product)

日本公園施設業協会が定めた基準に適合した公園遊具に付けられます。
すべり台やブランコなど、公共の場で安全に遊べることを証明するマークです。

5つのマーク総まとめ比較表

マーク名称 種類 根拠法令・団体 主な対象製品 賠償制度
PSC 義務 国(消費生活用製品安全法等) ヘルメット、レーザーポインター、圧力鍋など なし
PSE 義務 国(電気用品安全法) ACアダプター、モバイルバッテリーなど なし
SG 任意 一般財団法人 製品安全協会 ベビーカー、抱っこひもなど あり
ST 任意 一般社団法人 日本玩具協会 14歳以下向けのおもちゃ あり
SP 任意 一般社団法人 日本公園施設業協会 公園遊具(すべり台、ブランコなど) あり